稲葉大工の創業と歴史

稲葉大工は平成12年4月に創業しました。

しかし、誰も23歳の若造大工を相手にするはずもなく、仕事がない毎日。でも、仕事があるように見せないと、母が心配してまた体をこわしてしまう。そのうち、「やっぱりあなた、就職しなさい!」と言われることは目に見えています。それはイヤだったので、弁当を持って、近くの「道の駅」に行って暇をもてあますこともありました。

それでも近所をまわっていたら、何人かのお客様が、「ほんなら犬小屋作っといてくれ」「棚作ってくれ」と言ってくれた。しばらくは、犬小屋と棚ばかり作っていたんですよ。
犬小屋は、丸一日かかったら赤字になる仕事なのですが、他に仕事があるわけでもないので、3日ぐらいかけて、凝ったものを作っていました。

それはそれは楽しかったのですが、生活が成り立つはずもない。そこで、工務店の下請け仕事も始めました。ところが、下請けをしていると、自分でスケジュールが決められない。せっかくお客様が犬小屋を発注してくれてもすぐに動けず、申し訳ないなと思うことがたびたびありました。

そんなとき、ある方が、「1人でもお客様がいるのは幸せなこと。大事にしなさい」と叱ってくれた。そこで、思い切って下請けをやめることにしました。
その方は僕をかわいがってくれ、よく飲みにも連れて行ってくれました。そこで、いろいろな人を引き合わせてくれた。するとありがたいことに、自然に仕事が舞い込んでくるようになりました。

そのうち、兄が仕事を手伝ってくれることになりました。仕事も、徐々にリフォーム会社や不動産屋さんから声がかかるようになり、増えていきました。
不動産屋さんとのお付き合いは、ひょんなことから始まりました。今の女房と交際し始めた頃、将来結婚するんだったらということで、その不動産屋さんから1階が工場、2階が住居の建物を購入したのがきっかけです。ちなみに預金は、初めて、親父が貸してくれました。

そんなある日、他で務めていた仲間が辞めたというので、「手伝いに来てえなあ」と言って誘いました。すると他の仲間も、「俺も」と言って頼ってくる。断りきれずに、みんな雇いました。
仲間が増えた分、自分も積極的に動いて、仕事を作らなくてはいけません。ふつうは大工はやならいような土木関係や水まわりの仕事もやるようにして、さらに仕事を増やしていきました。来てくれた仲間たちは、ちょうど、それぞれそのような特殊技術を持っている人たちでもあったのです。
結果的にこれが、稲葉大工が他社よりも安くできる力を付けることにつながりました。外注に出さなくて良いぶん、コストが下がるからです。

そんなふうに、自分が会社を大きくするために仕事も人も増やしていったのではなく、苦しいときに周りの人々が応援してくれたり集まってくれたりして、自然に今の稲葉大工になった。
だから僕は、無理はしないし、自分本位に動かない。目の前にいるお客様や仲間の期待に応えるために、一生懸命やるだけなんです。

僕が仕事で一番大事にしていること

「三方よし」という言葉は、みなさんご存知のことと思います。
元は近江商人の活動の理念を表す言葉で、「売り手よし、買い手よし、世間よし」の精神と知られています。
実は最近気づいたのですが、僕が仕事をする上で最も大切にしていることが、まさしくこの「三方よし」だったのです。そこで僕なりの「三方よし」について、少しお話させてもらいたいと思います。
  • 売り手よし=仲間の職人を大事に

    僕にとって「売り手」とは、自分のことよりも仲間の職人なんです。

    彼らのおかげで現場はとても楽しい雰囲気。夜遅くでも嫌がらずに仕事してくれます。

    どんな小さな仕事でも、喜んでやってくれます。

    だから変な話ですけど、たとえ僕や兄の給料は後回しになっても、彼らの給料は真っ先に払いたいし、一切値切らない。

    が彼らを大切にしてこそ、彼らもお客様を大事にしてくれると思うんです。

  • 買い手よし=お客様を大事に

    稲葉大工を創業した当時は、仕事が無くて苦労した。だから僕はお客様のありがたさを身にしみて知っています。

    だからたくさん仕事をいただけるようになった今、せっかく頼んでくれたお客様に余計なお金を払わせたくない。
    お客様の予算の範囲内で一番良いプラン・商品を考えて提供したいんです。

    ふつうは、「いくらでしか仕入れられないから、いくらで売る」という考え方だけど、僕は違う。
    「いくらでお客様に提供したいから、いくらで仕入れられるルートを探す」。それでこそ商売だと思うし、お客様が喜んでくれると思うんです。

  • 世間よし=地元・京丹波を大事に

    僕は京丹波で生まれ育ちました。僕の人生の楽しかったこと、つらかったことがいっぱい詰まった京丹波が大好きです。

    今は、住まいに関わる仕事をしていて、そんな大好きなふるさと・京丹波に、住まいも通じて貢献したいなぁって考えています。

    京丹波に良い家をたくさん建てて、良い住まいにたくさんリフォームして、京丹波に住む人たちの生活がより豊かになることに僕が少しでも役に立てたら、こんなに素敵なことはない!と思いながら毎日仕事してます。

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